リード:今週のM&Aイベント概観
2026年10月19日(月)から25日(土)にかけて、M&A関連の確定イベントが計3件予定されています。内訳は、支配株主による買収に伴う上場廃止が1件、公開買付け(TOB)の期間終了・決済開始に関するイベントが2件です。
今週の最大の注目案件は、SBI(8473)によるBASE(4477)へのTOBです。公開買付期間の延長を経て、今週中に期間終了と決済開始という二つの節目を迎えます。また、東北特殊鋼(5484)は支配株主等による公開買付けおよび株式併合を経て、19日(月)に上場廃止となります。
日付別タイムライン
10月19日(月)
- 東北特殊鋼(5484)— 上場廃止
支配株主等による公開買付けおよび株式併合を経て、本日付で東北特殊鋼が上場廃止となります。TDnetの開示によれば、廃止理由は「支配株主等による買収(公開買付け、株式併合)」と記載されており、非上場化プロセスの最終段階として上場廃止日を迎えます。
開示資料(JPX 上場廃止銘柄一覧)
10月21日(水)
- BASE(4477)— SBINMによるTOB期間終了
SBINM合同会社(SBIホールディングス傘下)によるBASE株式に対する公開買付けの買付期間が本日をもって終了します。BASEが提出した意見表明報告書によれば、公開買付期間は訂正届出書の提出日から起算して10営業日を経過した日にあたる2026年10月21日まで延長され、合計34営業日となったことが開示されています。BASEの取締役会は、本TOBへの賛同および応募中立の意見を表明するとともに、SBIホールディングスとの資本業務提携契約の締結を公表しています。
開示資料(BASE 意見表明報告書)
10月22日(木)
- SBI(8473)— BASE株式TOBの決済開始日
SBIホールディングスが公告・開示した変更届出書によれば、SBINM合同会社によるBASE株式(証券コード:4477)に対する公開買付けについて、公開買付期間延長の請求に伴う訂正手続きを経て、本決済開始日が2026年10月22日(木曜日)に確定しています。21日のTOB期間終了翌日に決済手続きが開始されます。
開示資料(SBI 公開買付期間延長のお知らせ)
イベント種別別サマリー
| イベント種別 | 該当案件 | 件数 | 日付 |
|---|---|---|---|
| 上場廃止 | 東北特殊鋼(5484) | 1件 | 10月19日(月) |
| TOB期間終了 | BASE(4477)へのSBINMによるTOB | 1件 | 10月21日(水) |
| TOB決済開始 | BASE(4477)へのSBINMによるTOB | 1件 | 10月22日(木) |
※TOB期間終了と決済開始はBASE案件の連続した手続きであり、実質的な主要案件は2件(東北特殊鋼の上場廃止、BASEへのTOB完結)となります。
業種・分野別の注目ポイント
特殊鋼・素材分野:東北特殊鋼(5484)の上場廃止
東北特殊鋼は特殊鋼を主力とする素材メーカーです。今回の上場廃止は支配株主等による公開買付けと株式併合という二段階取得スキームによるもので、TDnetの開示においても廃止理由として明示されています。素材・鉄鋼分野における非上場化案件として、業界再編の一端を示すイベントとなります。
フィンテック・EC分野:BASE(4477)とSBI(8473)の資本関係構築
ネットショップ作成サービスを展開するBASEに対し、金融大手SBIホールディングス傘下のSBINM合同会社がTOBを実施しています。BASEの開示によれば、本TOBへの賛同とともにSBIホールディングスとの資本業務提携契約の締結も公表されており、フィンテック・EC領域における大手金融グループによる資本参加案件として注目されます。今週21日にTOB期間が終了し、22日に決済が開始されることで、この資本関係構築プロセスが実務上の完結段階を迎えます。
まとめ
今週(10月19日〜25日)は、M&A関連の確定イベントとして計3件が集中しています。週明け19日(月)に東北特殊鋼の上場廃止、21日(水)にBASEへのTOB期間終了、22日(木)に同TOBの決済開始と、週の前半から中盤にかけてイベントが連続するスケジュールとなっています。
特にBASE案件は、公開買付期間の延長を経て今週いよいよ区切りを迎えるため、TOBの結果および決済の動向に注目が集まります。また東北特殊鋼の上場廃止は、非上場化プロセスの最終段階にあたる重要マイルストーンです。
各案件の詳細については、上記の開示資料リンクよりTDnetおよびJPXの一次情報を必ずご確認ください。


