2026年6月25日のM&A・組織再編関連ニュースは計27件。暗号資産・フィンテック領域ではSBIホールディングスによるビットバンク完全子会社化が大型案件として注目される。エンタメ・デジタルコンテンツ分野ではアカツキとサニーサイドアップグループの経営統合にかかる公開買付け結果が開示され、統合プロセスが最終局面を迎えた。法人向けHR・EdTech領域ではビズメイツによるヒップスターゲートの株式交換による完全子会社化も発表されるなど、サービス・テック系の再編が目立つ一日となった。
本日の注目案件ピックアップ
- SBIホールディングス×ビットバンク:国内最大級の暗号資産取引所運営会社を完全子会社化。SBIグループの暗号資産事業の垂直統合が加速する。
- アカツキ×サニーサイドアップG:モバイルゲームとメディア・PR事業の経営統合に向けたTOB結果が開示。エンタメ領域での異業種融合型再編として注目度が高い。
- ビズメイツ×ヒップスターゲート:株式交換方式による完全子会社化で、法人向け研修・英会話サービスのラインナップ拡充を図る。
- YE DIGITAL×アイキューブデジタル:工場自動化向けIoTソリューション事業の子会社化により、製造業DX領域での事業強化を推進。
TOB・公開買付け(2件)
- モバイルゲーム・エンタメコンテンツ開発・運営のアカツキ<3932>、映像コンテンツ制作・メディア運営のサニーサイドアップグループとの経営統合に向けた公開買付け結果及び子会社の異動を開示 アカツキは、サニーサイドアップグループとの経営統合に向けて実施した公開買付けの結果ならびに子会社(特定子会社)の異動を発表した。 資料
- 映像コンテンツ制作・メディア運営のサニーサイドアップ<2180>、アカツキによる公開買付け結果及び親会社・主要株主である筆頭株主の異動を開示 サニーサイドアップグループは、アカツキによる経営統合に向けた公開買付けの結果と、それに伴う親会社および主要株主である筆頭株主の異動を発表した。 資料
経営統合・合併(1件)
- 貨物軽自動車運送事業・貨物利用運送事業・倉庫業のAZ-COM丸和HD<9090>、連結子会社間の吸収合併及び商号変更を実施 軽貨物輸送事業のAZ-COM丸和ホールディングスは、連結子会社2社を吸収合併するとともに、合併後の新会社の商号を変更することを発表した。 資料
子会社化・買収(8件)
- 暗号資産取引所運営事業のSBIホールディングス、ビットバンクを完全子会社化へ SBIホールディングスは、国内暗号資産取引所を運営するビットバンクを完全子会社化すると発表した。
- オンライン英会話・人材育成サービスのビズメイツ<9345>、法人向け研修事業のヒップスターゲートを株式交換により完全子会社化へ ビズメイツは、法人向け研修事業を展開するヒップスターゲートを株式交換方式で完全子会社化すると発表した。
- 給食市場向け水産加工品製造・販売のセントラルフォレストグループ、ショクザイを子会社化 セントラルフォレストグループは、食材関連事業を手がけるショクザイを子会社化すると発表した。
- 物流システムの企画・開発・販売のトーヨーカネツ<6369>、システム開発のワールドリンクを子会社化 トーヨーカネツは、システム開発会社のワールドリンクを子会社化すると発表した。
- 測量・設計・図面作成事業のサポート、協立コンサルタンツを子会社化へ サポートは、測量・設計・図面作成事業を展開する協立コンサルタンツを子会社化すると発表した。
- 製造業向け工場自動化及び物流自動化IoTソリューション開発・販売のYE DIGITAL<2354>、工場自動化向けIoTソリューション事業のアイキューブデジタルを子会社化へ YE DIGITALは、工場自動化向けIoTソリューション事業を手がけるアイキューブデジタルの株式を取得し子会社化すると発表した。 資料
- ITインフラ関連事業のスターティアホールディングス<3393>、セントラルグラフィックセンターのITインフラ関連事業を取得 スターティアホールディングスは、セントラルグラフィックセンターが展開するITインフラ関連事業を取得すると発表した。
- 金属製品製造・販売のメタルアート<5644>、Gerbera holdings株式会社による公開買付けへの賛同意見表明の変更を開示 メタルアートは、Gerbera holdingsによる公開買付けに関する賛同の意見表明および応募推奨の変更について発表した。 資料
事業譲渡・売却(3件)
- 総合商社事業の双日<2768>、英国石油・ガス開発子会社のSojitz Energy Development Limitedを譲渡 双日は、英国において石油・ガス開発事業を営む子会社Sojitz Energy Development Limitedを譲渡し、特定子会社の異動が生じることを発表した。 資料
- 書店チェーン事業のトップカルチャー<7640>、カフェFC子会社のメソッドカイザーをKaYに譲渡 トップカルチャーは、カフェフランチャイズ事業を運営する子会社メソッドカイザーをKaYに譲渡すると発表した。
- リース事業およびファイナンス事業の東京センチュリー<8439>、特定子会社の異動を開示 東京センチュリーは、特定子会社の異動に関する情報を開示した。 資料
資本業務提携・出資(0件)
本日は該当案件なし。
MBO・非公開化(0件)
本日は該当案件なし。
その他組織再編(13件)
- 医療用医薬品製造・販売のサワイグループHD<4887>、非アルコール性脂肪肝炎治療アプリ開発・販売のNASHアプリ事業を会社分割(簡易吸収分割)により子会社に承継 サワイグループHDは、NASHアプリ事業を簡易吸収分割の方式で子会社に会社分割すると発表した。 資料
- データ統合・自動化ソフトウェア開発のアステリア<3853>、連結子会社の商号変更を発表 アステリアは、連結子会社の商号変更を行うと発表した。 資料
- アパートメントホテル開発・運営のコスモスイニシア<8844>、特定子会社の異動を開示 コスモスイニシアは、特定子会社の異動に関する情報を開示した。 資料
- MRK HLD<9980>、主要連結子会社の執行役員人事を発表 MRK HLDは、主要連結子会社における執行役員の人事異動を発表した。 資料
- 川田TECH<3443>、当社ならびに連結子会社の役員等人事を発表 川田TECHは、当社および連結子会社における役員等の人事異動を発表した。 資料
- 食品製造・販売を傘下に持つホールディングカンパニーのウェッジHD<2388>、親会社への貸付に係る親会社保有の連結子会社に対する担保権設定を開示 ウェッジHDは、親会社への貸付に関連して、親会社が保有する連結子会社株式への担保権設定を開示した。 資料
- 食品製造・販売およびゴム製造などを行う昭和HD<5103>、連結子会社からの借入に伴い連結子会社に対して子会社株式の担保提供を実施 昭和HDは、連結子会社からの借入に際し、連結子会社に対して子会社株式を担保として提供することを発表した。 資料
※以下は重複原データとの照合・統合処理済み案件(内容は上記各カテゴリに統合)
- 法人向け研修事業のビズメイツ<9345>によるヒップスターゲートの株式交換による完全子会社化(nihonma/maonline 重複案件、「子会社化・買収」カテゴリに統合)
- 軽貨物輸送事業のAZ-COM丸和HD<9090>の連結子会社2社吸収合併(nihonma/tdnet 重複案件、「経営統合・合併」カテゴリに統合)
- 書籍販売及びBook&Café事業のトップカルチャー<7640>による子会社メソッドカイザーのKaYへの譲渡(nihonma/maonline 重複案件、「事業譲渡・売却」カテゴリに統合)
- 総合商社事業の双日<2768>によるSojitz Energy Development Limitedの譲渡(maonline/tdnet 重複案件、「事業譲渡・売却」カテゴリに統合)
- モバイルゲーム・エンタメコンテンツ開発・運営のアカツキ<3932>とサニーサイドアップ<2180>の経営統合にかかる公開買付け結果(tdnet2件、「TOB・公開買付け」カテゴリに統合)
- 医療用医薬品製造・販売のサワイグループHD<4887>のNASHアプリ事業の会社分割(nihonma/tdnet 重複案件、「その他組織再編」カテゴリに統合)
- 製造業向け工場自動化IoTソリューションのYE DIGITAL<2354>によるアイキューブデジタルの子会社化(nihonma/tdnet 重複案件、「子会社化・買収」カテゴリに統合)
全体トレンド
2026年6月25日のM&A市場は、テクノロジー・デジタル領域での再編が一段と活発化した一日となった。なかでも暗号資産・ブロックチェーン分野ではSBIホールディングスによるビットバンクの完全子会社化が際立つ。SBIグループはこれまでも暗号資産関連事業への積極投資を続けており、今回の完全子会社化により取引所運営のコントロールを一元化し、グループ内シナジーをさらに深める戦略とみられる。また、製造業DX・IoT領域ではYE DIGITALによるアイキューブデジタルの子会社化が発表され、工場自動化・物流自動化に向けたソリューション強化の動きも加速している。
エンタメ・コンテンツ分野では、アカツキとサニーサイドアップグループの経営統合にかかる公開買付け結果が開示され、ゲーム×メディア・PRという異業種融合型の統合モデルが具現化しつつある。また、ビズメイツによるヒップスターゲートの株式交換による完全子会社化など、HR・EdTech周辺でもスモールM&Aが続いており、企業の人材育成ニーズを背景としたサービスラインの拡張戦略が鮮明だ。
一方、双日による英国石油・ガス開発子会社の譲渡やトップカルチャーによるカフェFC子会社の売却など、ノンコア事業のポートフォリオ整理も同日に複数件確認された。サワイグループHDによるNASHアプリ事業の会社分割も含め、大企業が事業の選択と集中を徹底する流れは変わっておらず、資産効率改善を目的とした組織再編が引き続き件数を押し上げている。
Q&A
2026年6月25日のM&A速報で件数が最も多かったカテゴリは?
その他組織再編カテゴリが最も多く、子会社商号変更・会社分割・役員人事・担保権設定など13件が該当しました。次いで子会社化・買収が8件でした。
2026年6月25日の注目M&A案件はどれか?
SBIホールディングスによるビットバンクの完全子会社化、アカツキとサニーサイドアップグループの経営統合に向けた公開買付け結果の開示、ビズメイツによるヒップスターゲートの株式交換による完全子会社化、YE DIGITALによるアイキューブデジタルの子会社化が特に注目されました。
2026年6月25日にTOB・公開買付け関連の開示はあったか?
アカツキ(3932)によるサニーサイドアップグループ(2180)への公開買付けの結果開示が2件(アカツキ側・サニーサイドアップ側それぞれ)確認されました。また、金属製品製造・販売のメタルアート(5644)がGerbera holdingsによる公開買付けへの賛同意見表明の変更を開示しています。
2026年6月25日に事業譲渡・売却として発表された主な案件は?
総合商社の双日が英国石油・ガス開発子会社のSojitz Energy Development Limitedを譲渡、書店チェーンのトップカルチャーがカフェFC子会社メソッドカイザーをKaYに譲渡、東京センチュリーが特定子会社の異動を開示した3件が事業譲渡・売却として確認されました。


