2026年9月7日のM&A関連情報は全13件。子会社化・買収が最多で、経営統合・合併、事業譲渡・売却、資本業務提携、その他組織再編にまたがる。消費・流通、化学、IT・システム開発、地方創生、福祉など業種は多岐にわたり、大手から中堅まで幅広い規模感の案件が集中した一日となった。
注目案件ピックアップ
- 📌 しまむら×コルモピア21店舗――日常衣料品チェーンのしまむら<8227>がサミットから食品スーパー併設型衣料品店「コルモピア」21店舗の事業を一括譲受。既存ネットワーク拡充を加速する大型案件。
- 📌 日本化薬が三光化学を子会社化――持ち分法適用関連会社として臭化メチル事業で連携してきた三光化学工業を完全傘下に収め、検疫・工業用薬品事業を垂直統合。
- 📌 電算が日本エクサシステムを子会社化――システム開発の電算<3640>が同業の日本エクサシステムを子会社化し、開発体制・顧客基盤の拡充を図る。
- 📌 レカムがとみやを完全子会社化――文具・事務用機器等販売のレカム<3323>が株式取得に続き簡易株式交換を経てとみやを完全子会社化。当日に効力発生を公表した完了報告型の案件。
TOB・公開買付け(0件)
本日はTOB・公開買付けの案件は確認されていない。
経営統合・合併(1件)
- 注文住宅の設計・施工・監理及びリフォーム事業のグランディーズ<3261>子会社のもりぞうと三愛ホームが吸収合併へ――注文住宅の設計・施工・監理及びリフォーム事業を展開するグランディーズ<3261>が、連結子会社であるもりぞうと三愛ホームの合併を発表。連結子会社間の吸収合併による事業基盤の集約が目的。 資料
子会社化・買収(4件)
- 検疫・工業用臭化メチル製造・販売の日本化薬<4272>、持ち分法適用関連会社で臭化メチル事業の三光化学工業を子会社化――日本化薬<4272>が、臭化メチル事業で関係を有してきた持ち分法適用関連会社・三光化学工業を子会社化し、事業の一体運営を図る。
- システム開発の電算<3640>、システム開発の日本エクサシステムを子会社化――電算<3640>がシステム開発の日本エクサシステムを子会社化。開発リソースおよびソリューション提供体制の強化につなげる。
- 文具・事務用機器・紙製品等の販売のレカム<3323>、とみやの株式取得(子会社化)完了および簡易株式交換の効力発生(完全子会社化)を公表――レカム<3323>がとみやの株式取得による子会社化を完了させ、さらに簡易株式交換を経て完全子会社化した旨を9月7日付で開示。 資料
- 学習塾事業及びシェーン英会話教室事業の富士山マガジン<3138>、連結子会社による事業の譲受契約を締結――富士山マガジン<3138>の連結子会社が事業の譲受に関する契約書を締結したと発表。学習塾・英会話教室事業における展開拡充が目的とみられる。 資料
事業譲渡・売却(2件)
- 日常衣料品の小売・販売のしまむら<8227>、サミットから「コルモピア」21店舗を事業譲受へ――しまむら<8227>がサミットの運営する衣料品店舗ブランド「コルモピア」21店舗を一括で事業譲受することを発表。既存小売網の一層の拡大を目指す。 資料
- 福祉用具のレンタル・販売及び住宅改修のトーカイ<9729>、荒木マリーンから福祉用具レンタル・販売事業を吸収分割により承継――トーカイ<9729>が簡易吸収分割の手法を用いて荒木マリーンの福祉用具レンタル・販売事業を取得。介護・福祉関連サービスの地域基盤を強化する。 資料
資本業務提携・出資(1件)
- 合成樹脂製品・産業機械製造販売の萩原工業、日本政策投資銀行と資本業務提携へ――合成樹脂製品・産業機械の製造販売を手がける萩原工業が、日本政策投資銀行(DBJ)との間で資本業務提携を結ぶことを発表。政策金融機関との連携により経営基盤の強化と成長戦略の推進を図る。
MBO・非公開化(0件)
その他組織再編(5件)
- ふるさと納税代行・地方創生事業のきちりHD<3082>、地方創生事業を新設分割し完全子会社Enbuddyを設立へ――きちりHD<3082>が会社分割(簡易新設分割)によって地方創生事業を切り出し、完全子会社「Enbuddy」を新設することを発表。事業の専門性・独立性を高め機動的な運営を目指す。 資料
- ふるさと納税制度事務代行及びコンサルティング事業のきちりHD<3082>、会社分割(簡易新設分割)による子会社設立を開示――上記Enbuddy設立に関して適時開示を公表。ふるさと納税代行・コンサル機能を新会社へ承継することを明示した。 資料
- 注文住宅の設計・施工およびリフォーム事業のグランディーズ<3261>、連結子会社間の吸収合併(もりぞう×三愛ホーム)を適時開示――経営統合・合併セクションで取り上げた子会社合併案件の適時開示版。tdnet経由でPDF開示済み。 資料
- 日常衣料品の小売・販売のしまむら<8227>、「コルモピア」21店舗の事業譲受を適時開示――事業譲渡・売却セクションで取り上げた案件の適時開示版。tdnet経由でPDF開示済み。 資料
- 福祉用具のレンタル・販売及び住宅改修のトーカイ<9729>、荒木マリーンからの事業承継を適時開示――事業譲渡・売却セクションで取り上げた案件の適時開示版。簡易吸収分割スキームを採用したことを明示。 資料
全体トレンド
2026年9月7日は子会社化・買収と組織再編系の案件が中心となった。電算による日本エクサシステムの子会社化、日本化薬による三光化学工業の子会社化のように、既存の関係性を深化・垂直統合するパターンが目立つ。また、レカムによるとみやの完全子会社化では株式取得から株式交換完了まで一連のプロセスが本日付で完結しており、クロージング・完了報告型の開示も重なった。
消費・流通分野では、しまむらがサミットから「コルモピア」21店舗を一括譲受する案件が注目を集めた。既存の衣料品チェーンが食品スーパー併設型店舗網を吸収する形で規模拡大を図るもので、流通再編の潮流を反映している。一方、きちりHDによるEnbuddy新設分割は、地方創生・ふるさと納税代行という成長分野を独立した法人に切り出してスピード経営を志向する動きで、事業ポートフォリオ最適化の観点から注目される。
全体として、本日のM&AニュースはTOBや大型公開買付けがゼロであった半面、中堅企業による実務的な子会社化・事業承継・組織再編が多数集積した。福祉・介護(トーカイ)、システム開発(電算)、化学(日本化薬)、衣料流通(しまむら)と業種分散が大きく、特定セクター集中型ではなく広範な産業で再編マインドが高まっている状況が浮かび上がる。
Q&A
2026年9月7日のM&A速報で最も件数が多かったカテゴリは?
その他組織再編が5件で最多でした。次いで子会社化・買収が4件、事業譲渡・売却が2件と続きます。TOB・公開買付けおよびMBO・非公開化は0件でした。
2026年9月7日の注目M&A案件は何ですか?
主な注目案件は、しまむら(8227)がサミットから「コルモピア」21店舗の事業を譲受する案件、日本化薬(4272)が持ち分法適用関連会社・三光化学工業を子会社化する案件、電算(3640)が日本エクサシステムを子会社化する案件の3件が挙げられます。
2026年9月7日にTOB・公開買付けの案件はありましたか?
本日公表された13件の案件のうち、TOB・公開買付けに該当するものは確認されていません。
きちりHDが2026年9月7日に発表したM&A・組織再編の内容は?
きちりHD(3082)は、ふるさと納税代行・地方創生事業を会社分割(簡易新設分割)によって切り出し、完全子会社「Enbuddy」を新設することを発表しました。地方創生事業の専門性を高め、機動的な事業運営を目指す狙いがあります。

